クーラーがなくても飼える動物は?温度管理のいらない暑さに強いペットについて紹介します。
ペットを飼う際、温度管理は考慮すべき大切な要素です。
特に、電気代を節約したい場合、クーラーやヒーターが不要なペットが最適ですね。
そこで今回は、
- クーラーがなくても飼える小動物は?
- 温度管理のいらない暑さに強いペット5選!
- ペットを家族に迎える前に考慮すべき重要な点
についてと、その特徴や飼い方についてまとめました。
クーラーがなくても飼える動物!温度管理のいらない暑さに強いペット5選!
お勧めするペットは次の5種類です。
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レオパードゲッコー(ヒョウモントカゲモドキ)
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オカメインコ
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シュガーグライダー(フクロモモンガ)
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室内飼いに適したカメ
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熱帯魚
これらのペットの基本的な飼育方法や特徴を、詳しくご紹介します。
また、ペットを家に迎える際の注意点についても触れ、あなたがぴったりのペットを見つけるのをサポートします。
友人のペットと遊んだ後や、一人の時間が長いと、ペットを飼いたいと思う気持ちは自然です。でも、ペットを迎える前にはそのお世話や費用のことも考えなければなりません。これらのポイントに注目し、わかりやすく解説していきます。
クーラーがなくても飼える動物の特徴と飼い方
最近、猛暑日が増え、日々の熱中症対策が欠かせないようになっています。
そんな高温でもクーラーなしで飼育可能なペットは非常に便利です。
今回は、そんな暑い気候にも適応できる小動物たちを紹介し、その飼い方のポイントを解説します。
レオパードゲッコー(ヒョウモントカゲモドキ)
この爬虫類は、のんびりとした動きや丸く愛らしい体型、大きな目が特徴で、多くの飼い主から愛されています。
静かで鳴き声も少ないため、爬虫類初心者にも最適です。
【レオパードゲッコーの飼い方と特徴】
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理想的な温度は26~32℃、湿度は50%程度が望ましい
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低湿度では脱皮不良のリスクがあるので、湿度計を使用し適切に管理する
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夜行性で、日中はほとんど休む。性格は温和
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寿命は約10~15年
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成体の大きさは20~25cm。ゲージは体長の2倍程度の広さが理想
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穴を掘ることを好むため、床材を敷いて遊び場を作る
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常に清潔な水を用意する
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シェルターを設置して隠れ場所を提供。夜は夜用ランプで活動しやすい環境を作る
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餌は人工か生餌を選択。成長に応じて与える量を調整
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ゲージの清掃は3~6ヶ月に1回程度が目安。床材は定期的に掃除し、ペットが快適に過ごせる環境を整える
これらを守れば、レオパは爬虫類初心者にも飼いやすいペットとなるでしょう。暑い季節でも安心して飼育できるペットライフを始めてみませんか。
オカメインコ
オカメインコは、頬に可愛らしい赤い丸マークがある愛らしい外見の鳥で、ペットとして大変人気があります。鳥類は気軽に飼い始められると思われがちですが、実際には繊細な注意が必要な点もあります。
オーストラリアが原産のこの鳥は、寒さにはやや弱い一方で、夏の暑さには比較的強いです。適温は25~30℃とされており、強い日差しや高温下での飼育は避けるべきです。ゲージは直射日光を避けた場所に設置しましょう。
一般的に人が快適と感じる室温が、オカメインコにも適しています。
【オカメインコの飼い方と特徴】
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愛情をたくさん注ぐと、それに応える愛情深い鳥です。
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飼料は小鳥専用の種子混合飼料を与えます。人間の食品は避ける。
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トイレの訓練は不可能なので、ゲージの底に新聞紙を敷き、清潔に保つ。
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ゲージは月に1度、完全に分解して洗い、清潔に保つ。
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大きな音に敏感で、「オカメパニック」という行動を見せることがあります。そんな時は優しく声をかけて落ち着かせる。
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パニック時の怪我を防ぐため、広めのゲージを選びましょう。
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寿命は種類によって異なりますが、中型の場合は20年程度です。場合によっては25年以上生きることも。
オカメインコは長寿なので、飼育を始める前に長期的なお世話ができるかを考慮することが大事です。オカメインコとの時間は、共に生活を楽しく豊かにしてくれるはずです。
フクロモモンガ
フクロモモンガは、その大きな目と柔らかな毛が特徴の小さくて可愛いペットです。愛らしい見た目と飼いやすさから、徐々に人気を集めている小動物です。
自然界で主に木の上の暗い場所に住むフクロモモンガは、24~27℃の温度を好むため、寒さには特に注意が必要です。ゲージの温度は常に監視し、24℃を下回らないようにしましょう。
【フクロモモンガの特徴と飼い方】
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初めは少し警戒心が強いですが、愛情深く接すれば心を開いてくれます。
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彼らは夜行性なので、夕方や夜に食事や運動の時間を設定するのがおすすめです。
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高いところを好むため、ゲージは高さがあるものを選び、エサの容器を高い位置に置くと良いでしょう。
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トイレの習慣がないので、ゲージの清掃と飲み水の定期的な交換が欠かせません。
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寂しがりやな性質を持つので、毎日のコミュニケーションとスキンシップが大切です。
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直射日光は避けつつ、日光浴ができる環境を整えてあげましょう。
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また、2~3週間に一度の爪切りや身体の清潔さを保つことも大事です。
これらのポイントに気をつけて、フクロモモンガとの快適な生活を楽しみましょう。
カメ(室内飼育)
家の中で飼うカメは小さくて愛らしいですが、食べ物にこだわらずに成長するので、十分なスペースの水槽を用意することが重要です。水槽の適切な水温は24~28℃、室内温度は24~29.5℃が理想です。
【カメの特徴と飼い方】
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カメは甲羅を乾燥させるために日光が必要です。そのため、日当たりの良い場所に水槽を設置し、カメが上れる岩やレンガを配置します。
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自然の日光だけでは不足するので、紫外線ライト(爬虫類用)を水槽に取り付ける。
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水温の変動に敏感なので、サーモスタット付きのヒーターが必要です。
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水深は、子ガメの頃は甲羅が隠れる程度にして、成長に合わせて調整します。
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餌は1日1回が適量。雑食性なので、栄養バランスを考慮した市販のカメ用餌を与えます。
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水は清潔に保つことが大切で、毎日か3日に1回は水を新しくします。
慣れてくれば、手から餌を食べるようになり、観察も楽しいです。適切なケアで、カメと快適な生活を送りましょう。
熱帯魚
熱帯魚は、その華やかな色合いで多くの人々を魅了しています。ただ眺めているだけで心が和むため、ペットとしても非常に人気があります。
一般的に、熱帯魚は24~28℃の水温で最も快適に過ごします。そのため、室内の温度よりも、水槽専用のヒーターを用いて水温を適切に管理することが重要です。これらのヒーターは設定温度を自動で維持してくれるので、飼育が比較的容易になります。
ただし、熱帯魚によって適切な水温は異なります。たとえば、グッピー、ネオンテトラ、グラミィ、プレコ、クラウンローチなどは22~28℃が適温であるのに対し、アロワナやディスカスのような種類は27~30℃の高めの水温を好む傾向があります。
水槽の設置場所は、高温になる可能性がある場所や直射日光の当たる場所を避ける必要があります。
エサやりは、1日1回、3~5分で食べきれる量を与えるのが理想です。水槽の水替えは、60リットルサイズの場合、1~2週間に1回が目安とされています。魚にストレスを与えないため、全ての水を一度に交換するのではなく、半分ずつ交換していくことが推奨されます。また、水槽内の苔を定期的に掃除することも忘れずに行いましょう。
ペットを家族に迎える前に考慮すべき重要な点
ペットを新しい家族の一員として迎えるにあたり、現在の生活環境がペット飼育に適しているかどうかをしっかりと見極めることが必要です。ペットを迎える際に留意すべきポイントを見ていきましょう。
賃貸住宅でのペット飼育の可否
賃貸住宅で生活している場合は、ペット飼育が可能かどうかを事前に不動産会社に確認することが重要です。例えば、静かな『レオパ』であっても、事前の許可が必要です。
ペットの寿命と飼育に関する責任
ペットが長寿である場合、20年以上生きることもあります。エサ代や飼育環境、ワクチンの費用などを考慮し、ペットの一生を責任持って世話することができるかどうかを見極めましょう。
飼育できなくなった場合の対応策
万が一、病気やその他の理由でペットの世話ができなくなった場合、引き継ぎ先があるかを事前に検討しておくことが重要です。
クーラーがなくても飼える動物は?温度管理のいらない暑さに強いペットまとめ
クーラーがなくても飼える動物は?温度管理のいらない暑さに強いペット5選!と題してお届けしました。
おすすめのペットには以下の通りです。
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ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)
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オカメインコ
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フクロモモンガ
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室内で飼育できるカメ
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熱帯魚
これらのペットは、クーラーなどの温度管理がほとんど不要ですが、自身で温度調節ができないため、適切なゲージや水槽の管理が必要です。
また、ペットも年をとると介護が必要になることがあります。
家族の一員として迎えるペットの飼育については、十分な検討と話し合いを経て決定することをお勧めします。