高校生の卒業文集の書き方やアイデアの見つけ方と例文をご紹介していきます。
高校時代を振り返り、卒業文集に何を書こうかと考えることは難しいですよね。
どのようなテーマを選べばよいのか、そして、その文章をどう展開し、どう始めてどう終わらせるかについて悩むことも多いでしょう。
そんな時のために、高校生の卒業文集にぴったりの文章の書き方をご紹介します。
高校生のための卒業文集のアイデアの見つけ方は？
まずはテーマ選びから始めます。高校生活を振り返り、心に残るエピソードや印象深い出来事を思い出すことが大切です。
しかし、すぐにピッタリのテーマが思い浮かばないこともありますよね。そんな時は、いくつかのアイデアを書き出すことから始めましょう。
例えば、3年間の高校生活での出来事を、小さいことでも構いませんから箇条書きにしてみてください。
- 入学式
- 卒業式
- 修学旅行
- 部活動
- 委員会
- 校外学習
- 職業体験
- スキー学習
- 進路相談
- 受験勉強
- 文化祭
- 体育祭
- 球技大会
- マラソン
- 合唱コンクール
アイデアが集まったら、その中から卒業アルバムに書くのに最適なテーマを選び、優先順位をつけていきます。
自分の高校生活で最も印象に残っている上位3つのエピソードを選んでみてください。選ぶ基準は自由です。
大切なことや心動かされた出来事など、自分にとって意味のあるものを選んでみましょう。
修学旅行の楽しさ、部活動での頑張り、受験勉強の苦労など、最初は簡単なテーマから手をつけるのが良いでしょう。
高校生のための卒業文集作成ステップは？
卒業文集を作る際、全体の構成を先に考えることが大切です。
基本的な構成は次のようになります。
- 導入
- トピック1
- トピック2
- トピック3
- 結び
シンプルな構成でも、選んだトピックが面白ければ、卒業文集は充実した内容になります。
トピックが決まったら、それぞれの部分を詳しく書いていきます。
トピックごとに目安の文字数を決め、順序良く執筆していきましょう。
難しいトピックはこの時点で修正しても問題ありません。
内容が薄い場合は、トピックの数を3つから5つに増やすのも一つの方法です。
下書きができたら、導入部と結びの部分の執筆に移ります。
卒業文集の導入文の書き方は？
導入文では、読者に何について書くのかをはっきりと伝えることが重要です。
たとえば、「私の高校生活で特に印象に残っているのは〇〇です。その理由は〇〇だからです」といった形で、選んだトピックとその理由を述べるのがよいでしょう。
3つのトピックがある場合は、それぞれの理由を述べ、書き出しを締めくくり、本文で詳細に述べていきます。
●例文1
・高校時代で忘れられないことは、2年生のときの修学旅行です。京都の秋の紅葉が今も鮮やかに思い出されます。
・もっとも大変だったのは受験勉強。毎日の英単語テストは厳しかったですが、合格した今となっては貴重な体験です。
・高校での一番の情熱を傾けたのは部活動でした。朝早くからの練習に参加し、夜遅くまで続く活動が今では懐かしい思い出です。
このように3つのトピックがある場合、書き出しにはさらに別の文があると良いでしょう。
●例文2
・私の高校生活で特に記憶に残るのは、修学旅行、受験勉強、そして部活動の3つです。
書き始めでこの例文2を先に述べ、その後に例文1を続けて書きます。その後、本文で修学旅行、受験勉強、部活動について詳しく記述すると良いでしょう。
高校卒業記念文集の完結へのアプローチは？
卒業記念文集の完結部では、高校生活の中でのさまざまな思い出や経験がどのような意義を持っていたかをまとめるのが適切です。
さらに、これらの経験が未来にどのように活かされるか、どの瞬間に思い出されるかを中心に記述することも一つの手法です。
主要なポイントは以下の通りです。
- 自身の成長の振り返り
- 感謝の表現
- 将来への期待
高校生活での成長過程や、それが今後の人生にどう影響を及ぼすかについても触れると良いでしょう。
今後の目標の設定や、学んだ教訓の振り返りも有効です。
これまでの経験から得られた教訓を未来の人生でどう活かすかに焦点を当てて記述してみましょう。
●例文
・自己成長に関する考察
高校時代に経験した〇〇から〇〇を学び、自身の成長に大きく寄与しました。
・感謝の気持ちを込めて
3年間共に学んだ先生や同級生への深い感謝の気持ちを表します。
・未来への展望
高校で得た〇〇の教訓を胸に、これからの人生を切り開いていきたいと考えています。
高校生の卒業文集の書き方は？アイデアの見つけ方と例文まとめ
高校生の卒業文集の書き方は？アイデアの見つけ方と例文も紹介！と題してお届けしました。
これまでに高校の卒業文集作成におけるアイデア探し、文章の始め方、終わり方について説明しました。
高校3年間は短い期間に見えますが、多くの重要な出来事があり、それぞれが貴重な思い出となります。
しかし、実際に原稿用紙に向かってすべてを思い出そうとすると、なかなか難しいものです。
出来事を一つずつ振り返り、その時の状況や感情を詳細に思い出すことで、書きたい内容が自然と湧き上がってくるでしょう。
そして、これらの経験を未来の人生にどのように結びつけるかを考えることで、内容豊かな卒業記念文集が完成します。
