小学生の卒業文集の書き方とテーマの選び方や題名と構成についてご紹介します。
「小学校の卒業文集には何を書けばいいの？」これは多くの小学生が直面する疑問です。
書き始めようとしても、具体的な内容がすぐに思い浮かばないこともありますね。
そこで今回は、小学生の卒業文集の書き方について、卒業文集のテーマの選び方や内容のアイデアをどう見つけるか、適切な文字数はどれくらいか、また構成や見出し、タイトルをどう決めるかについて、具体例を交えて説明していきます。
小学生の卒業文集の書き方は？【ネタとテーマの選び方】
卒業文集に記載する内容を決める際には、まずはアイデアを探すことが大切です。
アイデアを探す前に、卒業文集の大枠となるテーマを決めることが効果的です。
テーマは主に2つに分けられます。
-
小学校での6年間の思い出について振り返る
-
中学校への進学や未来の夢など、これからの展望について
これらのテーマから一つを選ぶことも、両方を組み合わせることもできます。
卒業文集のテーマ【小学校6年間の思い出】
小学校での6年間には、いろいろなイベントや行事があり、思い出もたくさん作られます。
ただ、それらをスムーズに文章にするのはなかなか難しいですよね。
思い出のアイデアを見つけるためには、小学校でのイベントや行事を思い出してみましょう。
- 入学式
- 遠足
- 身体測定
- 授業参観
- 避難訓練
- 交通安全教室
- 社会科見学
- 夏休み
- 水泳の授業
- マラソン
- 運動会
- 合唱コンクール
- 演劇鑑賞会
- 林間学校
- 修学旅行
- 冬休み
- スキースクール
- 6年生を送る会
- 1年生を迎える会
- 卒業式
何年生の時にどんな出来事があったかを年度ごとに書き出すと、整理しやすくなります。
そうすることで、当時の自分の感じたことや学んだことを思い出しやすくなります。
卒業文集のテーマ【中学校への進学や将来の夢】
小学校の思い出が浮かばない場合、未来に目を向けてみるのもいいでしょう。
これから始まる中学校生活や、将来の夢について考えてみましょう。
未来に関しては、まだ何も決まっていないので、思いのままに書くことが可能です。
将来の夢に関するアイデアを探す際は、自分の興味や好きなこと、得意なことから始めてみてください。
- 勉強
- スポーツ
- 部活動
- 受験
- 恋愛
- コンピュータ
- 職業
- 趣味
自分が今興味を持っていることから、将来の目標を見つけ、その夢を叶えるために今後どう行動するかを考えることが重要です。
この考え方を通じて、中学や高校で取り組むべきことが明らかになり、夢に一歩ずつ近づくことができます。
まずは、自分の興味や好きなこと、これからどう進んでいきたいかをじっくりと考えてみましょう。
小学生の卒業文集の書き方は？【文字数と構成】
アルバムの中身が決まった後は、全体の流れをどう構築するかを考えましょう。
卒業アルバムの文量は学校により異なりますが、一般的には原稿用紙3枚分が目安です。
以下は、そのような場合の構成案です。
卒業文集の構成【小学校6年間の思い出】
小学校での6年間から、特に心に残っている3つの出来事を選び、それぞれ約300文字で表現します。
さらに、冒頭と結びの部分は150文字程度でまとめます。
文の量は各出来事に応じて調節することができ、出来事の数を2つや4つに変更することもできます。
【原稿用紙3枚分、約1200文字の構成例】
- 冒頭の部分※約150文字
- 出来事1（その時の出来事と感想）※約300文字
- 出来事2（その時の出来事と感想）※約300文字
- 出来事3（その時の出来事と感想）※約300文字
- 結びの部分※約150文字
原稿用紙を目の前にして「これだけ書けるかな？」と感じるかもしれませんが、予め決められた構成があれば、余計な長さになる心配はありません。
300文字の出来事も、構成をしっかり考えてから書き始めれば、意外とすんなりと書けます。
何を書くか、なぜその出来事を選んだのか、具体的なエピソードとその時の感想など、主要なテーマが定まっていれば、文章はスムーズに流れ出すはずです。
卒業文集の構成【中学校への進学や将来の夢】
将来の夢や目標を文章にする際には、重要な3つのステージに分けて、それぞれ約300文字で記述します。
導入と締めの部分には150文字ずつを割り当てます。
この構成は柔軟に変更が可能で、ステージの数を2つや4つに調整することもできます。
【原稿用紙3枚分、約1200文字の例】
- 導入部分 ※約150文字
- 最終的な目標（夢）について ※約300文字
- 中学校での取り組み ※約300文字
- 高校での目標 ※約300文字
- 締めくくり ※約150文字
この形式では、まず最終的な夢や目標を説明し、そこに至るまでのプロセスを段階的に解説します。
なぜその夢を追い求めるのか、その動機を明確にすることも重要です。例えば「○○が大好きだから」「○○をやるのが楽しいから」といった動機です。
続いて、その夢を達成するための具体的なステップや計画を説明します。
例として、プロサッカー選手になりたい場合、中学や高校でどんな活動や努力をするかを詳細に書くと良いでしょう。
【将来の夢でサッカー選手について書く時のワード例】
- 個人技の向上
- ルールへの理解
- ポジション別の役割
- チームプレイの重要性
- トレーニング内容
- 精神面の強化
- 体力作り
- チームの主力を目指す
- 大会への参加
- Jリーグや海外でのプレイ
- ワールドカップ出場
- 語学の勉強
プロサッカー選手を目指す際には、これらのキーワードから多くのアイデアが浮かびます。
個人の経験、楽しい思い出、困難、達成すべき目標など、書くべきことは豊富にあります。
情熱的な目標を持っていれば、自然と書きたいことが沢山出てくるはずです。
そうなれば、文章に詰まることは少なくなるでしょう。
小学生の卒業文集の書き方は？【タイトルの選び方】
卒業文集を作る際、タイトルの決定は非常に重要なポイントです。
多くの場合、作成に入る前にタイトルを設定しますが、作成が進むにつれて、そのタイトルが内容に合わなくなることがあります。
タイトルと内容がマッチしていないと、卒業文集全体の一体感が損なわれてしまいます。
これを回避するためには、先に内容を完成させてからタイトルを考えることがお勧めです。
もし最初にタイトルが必要な場合は、仮タイトルを設定し、全ての内容が完成した後に、最終的なタイトルを決めると良いでしょう。
タイトルを一般的な「将来の夢」とするか、より具体的な「プロサッカー選手になる夢」とするかは、書く内容に応じて決めることになります。
学校によっては、卒業文集の作り方についての指導がある場合もあります。
その指導に従って、計画的に作業を進めましょう。
小学生の卒業文集の書き方は？テーマの選び方や題名と構成まとめ
小学生の卒業文集の書き方は？テーマの選び方や題名と構成についても！と題してお届けしました。
小学校の卒業アルバム作成は、選ぶ話題や全体の構成を慎重に考えながら進めれば、スムーズに仕上げることができます。
それぞれの話題に関して、中心となるテーマを定めた後、内容を詳細に埋めていくことで、ブレのないアルバムが作成できます。
また、アルバムの内容が仕上がった後にタイトルを考えることで、内容にふさわしいタイトルを付けられます。
原稿用紙にすぐに書き始めるのではなく、どのような内容を書くか、自分が何を伝えたいかをまず大まかに考えることが重要です。
ちょっとした工夫で、記憶に残る素敵な卒業アルバムが完成するでしょう。
